GOOD HELLER / グッドヘラー
2nd TYPE WIDE DENIM JACKET
GH-23AW001
深みのあるインディゴが特徴的な 14.5oz ヘビーウェイトデニムを使用した岡山県児島産のセカンドタイプデニムジャケット。
月桂樹ボタンを採用し、バックシンチ付きの背面は中央にハギを入れた通称「Tバック」スタイル。
ステッチはイエローステッチ、タグ部分にはカウハイドレザーのロゴ型押しタグ。
1st と 2nd 両方のディテールを取り入れたグッドヘラーオリジナルのデニムジャケットとなっています。
ワンウォッシュ加工済み。
Material : 100% Cotton
古着人気の今、レギュラー物の高騰もさることながら、ことビンテージのGジャンともなればウン百万円なんて金額のものも。
確かに時代的背景や希少性を考えて有名なデニムジャケットにそんな金額が付くのも言ってみれば今らしいというかなんというか。
かくいう自分も青春時代に古着ブームの洗礼を受けてきた身としてビンテージデニムジャケットへの憧れはもちろんありますが、同じ時代にアメカジを愛した言ってみれば同志ともいえるデザイナー達が、ビンテージに敬意を払いつつも各々のアイデアで、現代だからこその良さを持ったデニムジャケットを作っています。
このグッドヘラーのGジャンはリーバイスの 507XX 、通称「セカンド」をベースデザインに、506XX 通称「ファースト」のディテールをミックスした一着。
90年代後半から00年代初頭、自分の周りではかっこいいやつに限ってGジャンはセカンドを選んでいて、音楽が好きなやつは糊をバキバキに残したリジッド状態の物をオーバーサイズで。
バイクが好きなやつは古着屋で程よくヤレた個体や内側にブランケットの裏地が着いたものを選んで着ていたものです。
ファーストはというとやはり古着好きの王道であって、当時流行りのスタイリングで上はピチピチ、パンツは大きめを腰パンで足元にはどでかいジャックパーセルだったりジョーダンだったり。
レッドウィングの 875 なんて合わせている奴はうまく都会の流行もミックスしてインナーが裏原ブランドだったり。
とまぁ少し脱線しましたがファーストはワークウェアのイメージが強くディテールもまた然りで、なかでも後ろの尾錠は古いGジャン、Gパンの証し的なディテールで、その見ために憧れていたものです。
そんな自分の好みをここのデザイナーと話したことはありませんが、どうやら似た者同士なようで。
セカンドをベースにバックスタイルはファーストをサンプリング。
ボタンは月桂樹のドーナツボタンでこのあたりもファーストの大戦モデルのディテール。
さらに背中にハギの入るTバックスタイルも昨今の 506XX の高騰をさらに加熱させているディテールで、ある意味一番今の時代を表しているデザインだと言えます。
いい服は内側も美しいということで。
前立て内側のセルビッジ使い。
大型の織機がある現代においてセルビッジを使うことはむしろ効率の悪いことですが、このこだわりがグッドヘラーのプロダクトの魅力です。
173cm / size : M
シルエットも良い意味で綺麗すぎず、セカンドらしい身幅の広さ、といってもそれはサイズ次第だろって話ですが、自分にはMサイズがとても気持ち良いサイズで、リーバイスなら44ってところかなと思います。
このくらい野暮ったさを残している方がGジャンは永く使える、とこれは自分の持論ですが、それなりにいろんなGジャンを着てきて自分は今そう思います。
育て方は人それぞれでしょうが、とにかく普通に着てください。
洗濯のしかたも人それぞれ、思うように洗ってください。
デニムの聖地、岡山県は児島製の素直で仕立ての良いGジャン、どうせ長い付き合いになる訳で、「良い色落ち」なんてのもまた答えはないので。
あなたの着方が生み出すあなただけの色落ちを愉しむことが大切だと思います。
とはいえこんな色落ちを目指したいなどあれば遠慮なくご相談ください、洗い方や洗剤など自分で良ければご提案させていただきます。
本当に良いGジャンをお探しの方、ご来店お待ちしております。