【CALEE/キャリー】新作のご案内:A-2 DECK JACKET!


「A-2」と言えばあのスティーブ・マックイーンが映画「大脱走」で着たホースハイドの「A-2フライトジャケット」を連想、またはそのものを指す名詞として定着していますが、近年の爆発的な人気によりA-2と言えばむしろN-1デッキジャケットの後継であるコチラを指す、と言っても過言で無いほどの人気を博す、「A-2デッキジャケット」。

ビンテージ市場もその人気を受け高値での取引が続く中、特に最初期モデルである64年製はたった一年間の製造ゆえ老舗の古着屋であっても入手困難な、大変希少な、ミリタリージャケットフリーク涎垂のアイテムとなっています。


A-2デッキジャケットは大きく分けて「64年製」「初期」「後期」の3モデル。

同じA-2デッキジャケットにあり最初期モデルだけがこうも特別な存在として珍重される理由、それは表地が先代のN-1デッキジャケットと同じコットングログランであると言う事。


太さの違う経糸と緯糸を使い高密度に織る事で高い防風性能と堅牢性を持った当時のハイテク生地。その性能もさることながら、コットングログラン特有の経年変化(色落ちの具合や日焼けのしかた、ひいてはダメージの表れ方、穴の空き方等)に魅了されている方は非常に多いのでしょう。

さてそんなA-2デッキジャケット、オリジナルのディテールを愛する方の中でもA-2デッキジャケットの内側に張られたアクリルボアについては賛否が分かれるところ。

大衆消費社会へのテイクオフ。高度成長期のアメリカ。ミリタリージャケットも合理化の波に逆らえず、N-1デッキジャケットで採用されていたアルパカボアは、生産性が高くコストの低いアクリルボアへ変更されます。性能面や手入れの面はさておき洋服の面白さという見方からすると少々残念な部分であったりもします。

A-2デッキジャケットの誕生がもう少し早ければ、もしかするとコットングログランにアルパカボアという組み合わせのそれが生まれていたのかもしれませんね。


CALEE "A-2 DECK JACKET" Price:¥54,000- +TAX

随分と長い前フリは、今日ご紹介するジャケットがCALEE/キャリーのA-2デッキジャケット、その名も"A-2 DECK JACKET"である為です。

A-2デッキジャケットデザインの完成形である「後期」モデルをベースに、表地には頑丈なコットングログランを採用し、内側にはアルパカウールボアを装備したまさに好いとこ取りな、夢の一着に仕上がっています。






グローブをしたままでも操作し易い大きめの引き手がついたフロントジッパーはコダワリのTALON/タロン製。ビンテージマニアも納得のディテールです。


インナーリブはオリジナルを遥かに凌ぐ高品質なものに変更し、オリジナルに見られる裾両脇のアジャスターベルトを使ったスピンドル機構は、N-1デッキジャケットと同じドローコードを使ったものに変更。

普段使いを考えればこその気の利いたデザイン。


「USN」のステンシルや部隊名、兵士たちの落書きが残るミリタリージャケットの面白さは、キャリーらしくウエスタンなモチーフやカウボーイのグラフィックにアレンジ。

着込むにつれプリントが掠れてくれば更に雰囲気を増すことでしょう。


「人生を共にするならこんな一着」だと思います。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

モヒカンでした。